- Nami Sakai

- 3月31日
- 読了時間: 2分
更新日:4月9日
JPN Paradox 03|ルールと柔軟性

日本での生活の中で、どこか「絶対的」なものを感じることがあります。
例えば、書類の記入。
細かい指示や正確なフォーマット、明確なルール。
少しのミスも許されないような感覚になってしまう。
公的な案内や企業からの通知も同じです。
その通りに従うべきものとして書かれていて、
逸脱もミスも許されない印象。
それでも、私は人間なので、ついミスをしてしまうんです。
そんなとき、ふと感じます。
実際以上に大きな間違いをしてしまったかのような、
焦りや恥のような気持ちが生まれることに。
以前、国外に滞在していた時、行政からの大切な通知を見逃してしまい、
気づいたときにはすでに1か月も期限を過ぎていました。
不安な気持ちで、慌てて電話をかけ、何度も謝りました。
すると、電話口の担当の方はとても落ち着いていて、
親身に話を聞いてくださり、
「よくあることですよ」とやさしく声をかけてくれました。
そのとき、最悪だと思っていた状況が、
実はそうではなかったことに気づきました。
このような経験を通して、
日本における「ルール」と「柔軟性」のあいだにある、
私自身が感じる、ある種のギャップに気づくようになりました。
伝え方や形式は、とても厳格で絶対的に見える一方で、
実際には、思っている以上に柔軟さや人間らしさが存在している。
もしかすると、この対比感こそが、
強く印象に残る理由なのかもしれません。
みなさんは、どのようなご経験がありますか。
***JPN Dynamix シリーズは、日本を批判するものではありません。一見すると矛盾しているような側面に、さまざまな視点から目を向け、考え、対話を生むためのきっかけをつくる試みです。こうしたギャップや違和感を可視化することで、対話が生まれ、理解が深まっていくことを願っています。ぜひ、皆さんの視点もお聞かせください。***



